田染幸雄の世界 自然との語らい

 
18
 


1997年に愛媛県で開かれた「第33回現代日本画・洋画展」で発表された               
田染幸雄のコメントは次のとおりです。


愛媛県取材紀行

今年の春と初夏の二度にわたる愛媛取材の旅の中で、
土地の人々とのふれあい、また、息吹く自然との出会いは、
私の心を豊かにしてくれたひとときでもありました。
短い期間ではありましたが、気持ちの中でさまざまなことが凝縮されて、
今思うとすでに、何年も前のことだったような気がします。
梅雨時期だったにもかかわらず晴天に恵まれて、
燦々と降りそそぐ陽光の中、電車やバスの窓から外を眺めていると
心弾む風景が流れて、私は、はやる気持ちを抑えながらそそくさと
次の駅で下車して、スケッチにかかり始めます。
こうして暫し風景との対話が続きます。

また、様々な人々との出会いも忘れ難い。
佐多岬では、ワゴンバスの中で偶然お会いした文化財保護委員の方から
雀榕樹(あこうじゅ)又、楠の大樹のある伝宗寺などを案内していただき、
興味深い話も伺いました。お互いの会話は尽きず、
バスの発車時間に危うく乗り遅れそうになったことも。
日振島そして宇和島、滑床など各地で温かい人情と清気を満喫。

宿での一献かたむけながらの語らいも又、旅への味付けになり、
愛媛の印象は心地よいものとなって心に刻まれ、
再度機会をみて訪れたいと思っています。



雀榕樹について
日本列島北限の熱帯植物・・桑科の植物で、漢名「 雀榕・あこう樹 」


三崎s
雀榕樹 三崎町で



    15:00 | Top
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム