田染幸雄の世界 自然との語らい

 
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フランス・バルビゾンにて(1)  1980年10月~11月



一年間ほどフランスに滞在する予定でパリに着いた私達は
パリ、またはその近郊で家を探しておりました。

そして3週間ほどたった頃
マント・ラ・ジョリからセーヌ川を渡った所にある町リメイ(Limay)で
アパートを借りられることになり、ひと安心いたしました。

ただ、一ヶ月ほどはまだ居住者がいるということでしたので
それまでの間、一度は訪ねてみたいと思っていた
バルビゾン( barbizon )に出かけてみることになりました。

その時のバルビゾン風景を紹介いたします。




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「バルビゾン・芸術家たちの村」

この標識はフォンテーヌブロー( Fontainebleau )の森のはずれ
バルビゾン村の入口に立てられていました。






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ミレー( Jean-Francois Millet )のアトリエとその表札を拡大したもの



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バルビゾン村の中央通りとミレーのアトリエ
上記ミレーのアトリエを、逆から見たところです。


ミレーのアトリエとレストランの間を入った所にホテルがあって
そのホテルで、私達は、3週間ほど過ごしています。  
      (レストランとホテルの経営者は、同じ人でした)


この写真の右手に、
ホテル アンジェりス・サン・テレームの表札が架かっているのが見えます。
拡大してみました。

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ホテルの庭の中央には大きな胡桃の木があって
時たま、二つ三つ、胡桃の実ががころがっている時もありました。
そしてバルビゾンを去るとき、お土産にと沢山の胡桃を頂きました。

今も我が家で愛用している胡桃割りは、その胡桃を割るために
街角の小さなお店で購入したものです。

記念にもなるので、少し高価な品をという私を制して
〈 いや、これで十分だ 〉
とゆずらず、根負けして買ってしまいました。
確かに実用的で、錆もせず・・
思い出になるので、今でもその時の値段表をつけたままにしてあります。
  9フラン・・当時1フラン≒50円くらいでした




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裏から見たホテルと裏口の門(右端)、ここからよく出入りしておりました


 


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フォンテーヌブローの森にある、ミレーとルソーの像
森には、このような巨石が沢山転がっていてリス達も遊んでいました。
( ルソー :Théodore Rousseau )


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シャイイ( Chailly )の教会の墓地で( 1980・10・31 )
右側がミレー、左側がルソーのお墓です。



このシャイイの教会の鐘の音が、
付近の村々に祈りの時を告げていたそうです。

バルビゾンからシャイイまではよく散歩をしておりますが
徒歩で2~30分ほどだったようです。
ちょうど晩鐘の舞台を思わせる、広い農地が続き
初夏の頃には、マーガレットのような白い花が咲く畑もありました。
農家の垣にはさくらんぼが実り、ばらの花が咲き乱れておりました。





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ここに、「 宝島 」の作者スチーブンソンが居住していました。
右手の塀の中に、村役場 (Mairie) がありました。
( スチーブンソン : Robert Louis Stevenson )



後日談になりますが、リメイの町でアパートを借りる約束は
フランス流に言うと、口約束(パロール・Paroles)に過ぎず
ご破算になってしまいました。
結果、友人と役場の方のご好意で公営のアパートを借りることが出来
胸をなでおろす思いをいたしました。
当初のアパートの暖房は薪ストーブ、それにひきかえ
セントラル・ヒーティングでしたので、これも幸いなことでした。





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