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田染幸雄の世界 自然との語らい

 
15
 
<雪の道>

IMG_蓼科1


  
幼い娘を連れて、お正月の2日から女神湖ホテルに泊まった年もありました。

白樺湖から女神湖までは、諏訪発の小諸行きのバスに乗ればいいのですが、
その日はお天気がよくて暖かでしたので、少し歩いてみる事に致しました。

娘も、雪の道をめずらしがってご機嫌でした。
雪の斜面には、いろいろな動物の足跡が残っています。

〈ほら、うさぎちゃんのあしあとがある・・見てごらん!〉
私が指差す方を見たとたん、娘はぎゅっとしがみついてきました。

〈・・うさちゃんのあとあし、きらい!〉
〈ううん・・足あとよ、
うさちゃんがぴょんぴょんって走って行ったあとに残った足のあと・・
雪はやわらかいから、足の形が残ったの〉

〈いや! きらい! あとあし こわい・・〉とべそをかいています。
〈あのね、二人できれいな雪の上を歩いてみよう・・ね!〉

手をつないで1歩、2歩・・
〈ほうら、うしろを見てごらん・・!〉
〈ほらね、出来ているでしょ! 
二人で雪の上を歩いた時に出来た靴のあとが、ぽっこんぽっこんって残っているでしょ!
うさちゃんも、雪の上を走って走って、お山に帰って行ったのね。
その時できたうさちゃんの足のあと・・〉

じいっと靴あとを見つめていた娘は、ひと言
〈それでもやっぱり、あ・と・あ・し・きらい!〉

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